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塩次伸二 (g & vo)
「Blues Guitar Master」… 彼のギタープレイを見た多くの人は彼をそう呼ぶ。
1971年、京都で「ウェストロード・ブルースバンド」(WRBB)を結成し、BBキングの大阪公演のオープニングアクトを務めたのをきっかけに彼は日本ブルースブームの創始者となる。
WRBBは今でも日本ロックシーンの歴史に残る伝説的存在である。
塩次氏のギタースタイルは多くのミュージシャンに多大な影響を与えている。それはブルースにとどまらない彼の幅広い音楽性による。彼のギタープレイは非常に想像豊かで、即興性に富む。伝統的なブルースだけでなく、ジャズ、ソウル、ファンク等の様々なアメリカン・アフリカンミュージックに精通しているからだ。また彼はブラックミュージックの核を成すリズムに非常に拘り、アフリカの音楽にも深い造詣がある。このブラックミュージックに対する深いフィーリングに裏付けされた彼の演奏に対し、BBキングを始め、バーナード・パーディ、ポール・ジャクソン、ジョー・サンプル等、彼と演奏を共にした世界のトップミュージシャン達から高い評価が集まっている。
現在京都在住の塩次氏は様々なミュージシャンとのセッション・ライブを行いながら、自身のルーツであるブルースを演奏し続け、発展させている。間違いなく現在の日本ブルースシーンに多大な影響を与え続けている日本のトップギタリストである。 |