URATA KENICHI & SHIRAI. BRO'S LIVE vol.4
FUKUOKA BEAT STATION

Drums: 浦田賢一 (ex. SONHOUSE, SHOT GUN)
Bass: 白井哲哉 (ex. SHOT GUN)
Guiter: 白井俊哉 (ex. SHOT GUN)
Guiter: 瀧山もりかず
Keybord: 井手秀二
1. Jack Knife
2. 風は風
3. HOT SHOT
4. 翔ーKAKERUー
5. 明日に架ける橋
6. この強き愛を
7. Roll Over Beethoven
8. Dreaming Shadow
9. Key To The Highway
10. MY BACK PAGES
11. 通せんぼ
12. ディドリーム
13. Get Back
14. Happy
15. I NEED YOU
16. A Hard Days Night
17. 恋する二人
18. MY BONNIE
19. I CAN'T TURN YOU LOOSE
20. (I CAN'T GET NO) SATISFACTION


21.

<Encore>
SOMETHIN' ELSE
22. WIPE OUT

別に跳び上がったり曲芸したりしてタイコを叩く訳じゃない。
しかし
浦田賢一の叩き出すドラムの音色は、、音が跳ね、その辺りをグルグル廻り、そして観客の頭上で爆発する
音処「しらいんがた」を起源に始まり(いや、もっとさかのぼればその起源は、もちろん浦田SONHOUSE脱退後に白井兄弟達と組んだSHOT GUNだが)、HAKATA BEAT CLUBの原点ともいえるこのイベントも通算4回目。
前回のVol.3ではその発展系がそのままHAKATA BEAT CLUBになって行くであろうという予兆を十分に感じさせる内容だった。
それに較べ今回は…果たして
浦田&白井兄弟の3人を核とする音作りの原点回帰なのか、それともHAKATA BEAT CLUB"2"を予感させる内容なのか、またはまったくの別物なのか…浦田賢一の動きによっては、今年の後半〜来年にかけてまた博多のROCKムーブメントに大きな流れが巻き起こるかもしれないだけに、この日のLIVE内容は注目すべきものだった。
LIVEが終わって演奏曲だけを眺めてみると、この日は今までの総決算だったようにも思える。
しかし、観ていて感じたのは
浦田賢一は今のままの状態に全然満足してない!まだまだ何か新しいものを見せてくれるはず!」
という確信だった。
『Jack Knife』『風は風』という、まさかのSHOT GUNナンバー二連発で幕を開けたが、この2曲も古い曲の焼き直しという雰囲気は微塵もなく、キラキラ輝いている新曲のようだった。それは衰えという言葉とは無縁の浦田&白井兄弟の進化し続けるテクニックに井手瀧山新しい感性が混じった賜物だからだろう。
その後もロックンロールのスタンダードから、
S&Gボブ・ディランE・クラプトンのカバーに浦田のオリジナル曲まで入り交じって20曲以上を堪能させてくれたステージだった。
また演奏だけでなく、合間に入る、浦田のジョークの中にも音楽に対する真剣みが伝わるMCも楽しかった。
全体的に、
HAKATA BEAT CLUBの核の5人で演る事によって各人のサウンドがより堪能出来、なおかつ、これからの更に新しい浦田賢一の動きにも十分な期待が出来るLIVEだった。
最後に、これだけは書いておかなければならないだろう。
この日のステージで
浦田自身の口から飛び出した爆弾発言を紹介したい。
「来年、またHAKATA BEAT CLUBやる
浦田は有言実行、言ったら必ずどんな無茶に思えるような事でもやってのける行動力を持った博多の男だ。ひょっとしたら、HAKATA BEAT CLUBだけで満足せず更に何かやってくれるかも知れない。そんな期待を抱いて浦田の新しい動きを待っていたい。
そして、筆者の個人的感情としては、
URATA KENICHI & SHIRAI. BRO'Sもまた是非観たい。熱心なROCKファンはいつだってゼイタクでワガママを言うのだ。



浦田賢一へのインタビュー、近日公開予定!

<敬称略、文責:hakata-rock.net編集部>