File.09 / 1977 『パワー・ハウス』
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サンハウスのライブを9回目に観たのは、かの有名なパワー・ハウスだった。パワー・ハウスって福岡市博多区の須崎という昔は問屋街の一角にあった。高校生の自分ひとりで行くのが、なんか怖かったので、友達を誘って二人で観に行った。
休日の問屋街はがらっとしていて、こんなところにライブハウスがあるのかっていう場所にパワー・ハウスはあった。1時間くらい前に着いたら、地下からリハの音が聞こえていた。
開演間近になって、入口から地下に降りていって会場に入ったら、結構狭くて、リーゼントやポニーテールした男女の若者がたくさん来ていた。やっぱし、なんとなく怖いお兄ちゃん達が多かった。すると、なんと菊が入ってきた。薄い襦袢をはおって...。「こんばんは。寒かね〜」と菊が喋った。初めて間近に菊を観て、緊張した。
演奏が始まった。1曲めは「ロックン・ロールの真っ最中」。最初からツイスト大会が始まった。自分は、会場の右側中ほどから背伸びして観ていたが、いつもと違って、きょうは奈良が右側の方にいた。よく見ると、あれれ、鮎川が左側にいるけど、篠山がいない!!!どうしたんだ...。サンハウスが4人になっていた。
確かに乗りのいい演奏が繰り広げられたが、厚みが減ったような印象を受けた。篠山は脱退したのかぁ〜。
(続く)
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文:なまず
参考:Captain YAMPO 著 『菊の花道』
<敬称略、文責:hakata-rock.net編集部>
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