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ルイ・ヴィトン タンブール カルペ・ディエムは執着しすぎないように注意するためのアイテムだ

「どこかのご婦人の部屋へ行け、そしてこの顔に1インチも厚化粧をしてもらえ、それでご婦人を笑わせたらどうだ」– ハムレットより

「哀れなヨーリック、私は彼のことをよく知っていた」- しかし、シェイクスピアが思い描いていたのは、このようなスカル(頭蓋骨)ではなかったに違いない。ダイヤルには髑髏と、尻尾がレトログラードセコンド表示になった蛇が高浮き彫りで彫刻され、側面のレバーを操作するとミニッツリピーターが作動し、蛇が飛び出してくるというもの。尾は前方に移動し、時間経過後の分を示す。頭蓋骨の顎が開き、“その日を摘め”を意味するラテン語“Carpe Diem(カルペ ディエム)” の文字が現れる。また、花の周りを囲む格子模様はルイ・ヴィトンのシグネチャーであるモノグラム・フラワーの形に変化する。この時計では多くのことが起こり、かなり多くのことを解明しなければならない。標準的な時計用語で言えば、これはジャックマール(英語では“ストライキングジャック”と表現されることもあるからくり仕掛け)付きの、オンデマンドで時間を示すのミニッツリピーターウォッチであり、ジャンピングアワー表示を備えている、ということだ。

「一枚の絵は千の言葉に値する」とはよく言ったもので、それが真実であるならば(そしてしばしばそれは真実である)、1000枚の絵とまではいかないかもしれないが、この時計が実際に動いているところを見る価値はあると思う。

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速報!2023年エル URL 2023年07月14日(金)23時27分 編集・削除

四輪馬車のロゴでおなじみのエルメス