Rare Tune
−<<幻の唄>>紹介−

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「じゃじゃ馬娘」by サンハウス

じゃじゃ馬娘は俺でなきゃ  乗りこなせる訳がない   
Wo, Wo WoWo…のたうち回る

お前に出会った男達は  二度と立てなくなっちまう
俺じゃなきゃ駄目な じゃじゃ馬娘

La La La La La, LaLaLaLa〜…Oh, Yeah!

お前はとても凄い奴  俺の体じゃ物足りない
他の馬では物足りないぜ

高く高く飛び跳ねて  もっと高く飛び跳ねてくれ
たとえ地獄の果てでも かまやしねぇさ

La La La La La, LaLaLaLa〜…Oh, Yeah!


昨年末のサンハウス博多Liveで初めて聴いたナンバー。下記の「空の男」といい、本当に幾つ未発表のオリジナルがあるのだろうか?それもどれもが未発表にするには勿体ない出来。
「死にかけた君へ」やサンハウス唯一のCMソング(!)「ベン&マイヤーのテーマ」などと共に、いつか必ず音源発表してほしい。
この曲も、小気味良いリズムパターンに馬の嘶きのごときマコちゃんのスライドギターが響き渡る。そう、例えるなら昔サンハウスが演っていた「Dust My Broom」のギターに「Mojo Wolkin'」の(メロディーではなく)リズム。こう言うと語弊があるが、それでいてサンハウスのオリジナル日本語ロックになっている。
この日のLiveが音源化することがあったら、きっとこの曲は目玉の一つだろう。

なお、ここに掲載した歌詞はかなり聞き取りがあやふや。だから原曲はもっとまとまりが良い詞になってるはずだ。
(「それなら載せるなよ!」と言われそうだが、それでもみんなに紹介したいんだよ♪)

「Rollin' Man」by アクシデンツ

おやじは目の玉ギョロギョロ   おふくろあわててオロオロ
サイレン鳴りっぱなし   エンジンまわりっぱなし
世界が狭くて   はみ出しそうさ
かまっちゃいられない   ゴキゲンなのさ

町を歩くSexy Girl   こっちを振り向いておくれ
今夜はゴキゲンなのさ   楽しくやろうぜAll Night Long
一度つかまえたら   もうはなさない
抱きしめKissして   サイコウなのさ

ちょっと純情で   どこかヤサグれた
キケンだらけの   ならず者   ならず者

あの娘にひじてつくわされ   おまけに雨に降られるし
せっかくきめたスーツも   くつもハートもびしょ濡れさ
Broken Heartの看板しょって
今夜は   どこかで   忘れちまうのさ

ちょっと純情で   どこかヤサグれた
恋と涙のならず者
ちょっと純情で   どこかヤサグれた
キケンだらけの   ならず者   ならず者

Rollin' Man   Rollin' Man
Rollin' Man   Rollin' Man


アクシデンツの2nd「知らない世界」に収録されている。まだCDも廃盤にはなってないだろうから、Rare Tuneとは言えないかもしれないが、キクこと柴山俊之作詞の名曲。
「ロックンロールの真っ最中」をはじめサンハウスっぽいフレーズがてんこ盛りの詩は、福岡出身のバンドとしてはとても曲にしにくかったのではないだろうか?
あまりにも「いかにも」の曲になるか、まったく詩が生かされてない駄作になりかねないこの詩の魅力を、元ルースターズの花田の作曲が最大限に引き出した。
サンハウス調でもなく、でもまぎれもなくめんたい系の雰囲気がして、尚且つアクシデンツのバンドカラーと見事にマッチした曲に仕上がっている。
機会があったらすべてのめんたいロック好きに是非聴いてほしい曲だ。

「空の男」by サンハウス

空を見てごらん 僕を知りたいなら   あの広い空を よく見てごらん
大きな空から 降りて来たんだ

星を見てごらん 僕を知りたいなら   あの光る星を じっと見てごらん
私は星から 降りて来たんだ

じっと見てごらん 僕を知りたいなら  何のために生きたか よく考えてごらん
あなたが僕を 求めているなら


俺自身も最近になって初めて聴いたナンバー(曲の存在自体、知らなかった)。本当にサンハウスは奥が深い!
福岡クロスFMで、昨年末深夜に放送されたサンハウス特集で流れた。
「歌詞も間違えっぱなしだしだけど、ギターのソロとか凄い好きやけん、放送はこれ一回きり」とは当日メインゲストのキクさんの弁。
一番の後半「大きな空から〜」部分が歌詞間違え分と推測される(笑) ここのみはっきりと歌詞が聴き取れないので、この部分のみ99%俺の推測。
ミディアム・テンポのメローな曲だが、ここでもマコちゃんのスライド・ギターが沁みる。
ほとんど知られていない曲にしておくにはあまりにももったいなさすぎる名曲だ。たぶんオリジナルを演り初めてから初期の頃の曲だろう。ドラムは鬼平さんだと思う。
歌詞自体は短いが、間奏がそれぞれ長いので5分程度の長い曲になっている。しかし、長さを全然感じさせない良か演奏だ。ここでいくら書いても曲の良さが文章では伝えきれないのがもどかしい。
とにかく、何とか友人のツテでも使って当日の放送を聴くことをお薦めしたい。
この日の放送はサンハウスのテイク違い集(キングスネークのイントロ完全版など)だったので、ファンは必聴!

「Boggieしよう(踊る阿呆)」by サンハウス

踊る阿呆に見る阿呆なんて 昔の奴等言ったって

いい事言うぜ、そうさその通り さぁみんなで拍子つけて

Boggieしよう Boggieしよう Boggieしよう


別に今流行りと言う訳じゃないけど

けっこう行けるモンだぜ さぁみんなでオイラに合わせて

Boggieしよう Boggieしよう Boggieしよう


Roostersの「Do The Boggie」の原曲でもある曲。
本来は4番まであるのだが、所有しているテープの状態が悪くて歌詞がうまく聞き取れなかった。残念!
ちなみに、3番には「何も考えずに…もっとケツ振って」、4番には「腰が抜ける位…さぁさケツ振って」と唄っている部分がある。
ストーンズのブギにも通じるアレンジにはルースターズのような荒々しさはないが、その分ブルージーで味がある。
マコちゃんの所々n入るフレーズも味があるし、リズムギターの心地良い刻み具合やうねるベース、シャッフルするタイコ、とサンハウスの味が出ている佳作だ。

「バッドラック・ブルース」by サンハウス

俺が惚れてた女が 他の男とくっつきやがって

だから朝から憂鬱さ まったくツイてない男さ俺は


ツイてる男が一人 女を取り返しやがって

金持ちの男でさ  まったくツイてない男さ俺は


朝っぱらからオイラは 今日もウロウロしやがって

雨が降ってきやがって まったくツイてない男さ俺は


逃げた女が言った

「アンタは間抜けでお人好しで馬鹿な男だよ」って

まったくツイてない男さ俺は


まったくツイてない男さ俺は × refrain…


後の「僕にもブルースが」にも通じる、情けない男の唄。
こういうブルース・フィーリング溢れる唄があるからこそ、サンハウスのRockは懐が深いのだ。
演奏もマコちゃんのスライドギターが「情けなBlues」の雰囲気を良く出している。