Diary
1999年6月

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1999.06.30(水) (有)サンハウス第2期終了!
6月が期末である当社は、この日で第二期を終了した。今年度も倒産することもなく何とか乗り切れた(喜)
夜に、女房と二人でワインで乾杯。この日飲んでどうしたとか、この一年どうだったとか、なんてことはここには書かない。日記に簡単に書けるような一年じゃないんだ。期の最終日にパートナーと乾杯できる、それだけでいいと思うし、来年も再来年もずっとそうして行きたい。
さぁ、また明日から頑張ろうぜ。

1999.06.29(火) 外は河
朝から鬱陶しい雨が続く。降りも激しくて、こんな日は外にも出たくない。こういう時は自宅で気ままに仕事できる環境で良かったと思う。

…といった内容で、この日の日記は「外は雨」(byアンジー)とでもタイトルを付ける予定だった。が、それどころじゃなくなってしまった。数十年ぶりの豪雨。
雨足があまりにも強いので子供たちを車で小学校まで連れて行ってやろうとしたら、途中、道路のあちこちが水没していた。
『意外とこんな所が低いんだな』などと思いつつ、車は水しぶきを上げて進む。が、学校に行き着く前に遂に深すぎてこれ以上は進めないようになってしまった。結局、そこで子供達は降りた。雨の中、長靴を水に浸しながら歩いていく。
家に戻っても雨足は弱くなる気配がない。女房と「まだまだ降りが強いナァ」と言いながら、外を見るため道路に面した俺の仕事部屋の前を開けると…外は"河"だった。道路が完全に水没して、結構な勢いで水が右から左へと流れていく。木切れやらダンボールやら空の一升瓶やら、いろんな物がどんどん流されている。道路を挟んで向かい側の家に住むニーチャン&ネーチャン達が、傘もささずにズボンを腿まで捲り上げてバチャバチャと道路河の中ではしゃいでいる。
俺達は二人とも突然の目の前の光景に、ただただ目を丸くした。やっとのことで、はしゃぐニーチャンに
「この辺りはタマにこうなるのか?」
と訊くと、普段はムッツリしてロクに挨拶もしない彼はやたら陽気に
「いやー、こんなことはここに来て20年、初めてですよ、アッハッハァ!」
と水をバシャバシャしながら答えた。もし彼の家にボートがあったら、彼らは迷わずボートを大喜びで出していただろう(笑)
我が家の玄関前の駐車場の近くまで水は迫り、もうじき車に達するまでになっている。時折、道路河の中をトラックが強行突破していくが、そのたび波が起きて車を濡らす。慌てて車を玄関ギリギリまでバックさせて、なるべく水が及ばないようにする。
ただただ見ていても仕方がないし、こんなことはめったにないことだろうから、とりあえず、急遽休園になって家に居た末っ子を外に出し、河を前に写真を取った(笑…俺も浮かれていたのか?)

家に上がって、もし床上浸水でも始めたらまず商売道具のパソコンを2階に上げよう、などと相談していると、外で放送が聞こえる。
「…大雨のため、避難勧告をいたします。みなさま、なるべく速やかにお近くの公民館または小学校の体育館に…」
避難しようにも家から出れない状況だってぇの!まるでドラマのような状況だ。これじゃそのうち『岸辺のアルバム』だ。ここには八千草薫はいないぞ!
俺の実家は炭鉱地区で低地且つ水はけも悪く、何年かに一度は大雨で辺りの水があふれていた。実際にゴムボートで河となった道路を進む消防団員も何度か見かけた。だから、「こりゃ大変だ。篠栗でもこんなになるんだなぁ」という感じだったが、女房はこういう経験は生まれて初めてとのコトで、妙にソワソワしている。
「子供、子供を迎えに行かなきゃ!」などと心配してるが、ちょっと高いところにある学校の方が安全だって(笑)第一、帰って来て家に入ろうにも道路が使えない。

結局、雨が小ぶりになった午前11時頃には急激に水は引いていき、道路も使えるようになり、子供達も雨の谷間を狙って下校の指示が出て無事帰ってきた。
篠栗は、県内で瞬間最大降雨量が一番だったとニュースで言っていた。それであんな急に水があふれたのだろう。
福岡市の方では水はけが悪い上に三笠川が氾濫して駅前なんか大変だったらしい(実際水死者も出てしまった)。役員をしている会社の博多事務所に電話すると、みんな腰から下濡れながら歩いていたとのこと。道路脇に駐車してあったバイクや自転車もどんどん流されていた、とも言っていた。いつも落ち着いているが、この時ばかりは状況を口早に報告する彼女に、女房と似たノリを感じて、ふと訊いた。
「こんな状況を目の前で見たのは、生まれて初めてじゃないか?」
彼女は、大きく「そうなんですよ!もぉビックリしちゃって!!」と答えた(笑)

駅前の水は先ほど既に引いたと聞いた上で、俺は夕方から市内にPCの買付に出かけた。
あちこちで道路に流れてきた草や砂利が残っている。タマに道路の脇に銀色のモノも見える。氾濫で一緒に流された魚だ。
博多駅近くにあるライブハウス、DRUM Be-1の横を通ると、大きく「本日のLive中止!」と張り紙がしてある。地下にある店の入り口の脇にはイスや機材がびしょ濡れでズラリと並べてあった。後片付けが大変だろうナァ。この辺りのホテルは、軒並み数日〜一週間以上も休業を余儀なくされたらしい。
陳腐なセリフだが、自然に翻弄される人間の無力さを感じた。ひょっとしてこれが恐怖の大王なのか?などと考えていた俺はお気楽なのだろうか?

1999.06.27(日) 燃えろ!ポートボール
前日に続いて少年剣道会の行事。この日は、町内の少年スポーツクラブ合同のポートボール大会。
野球、サッカー、バレー、空手…と各チームが参加していたが、特に空手と剣道の武道系チームは球技が苦手。しかも剣道は元々個人技。チームプレイもへったくれもない。結果、毎年空手部と最下位争い。出場する子供達も「どうせ勝てないも〜ん」という感じで何となくダラダラやっていた。
が、今年は違う(←少年剣道会の話はこのセリフばっかりだ(笑))。親の声援が飛ぶ、先生の檄が飛ぶ!で、子供達も雰囲気の違いを感じ取ったか、懸命にやってる。リードし出せばもうその気で勝ちに行っている(笑)
ハーフタイム、試合後共に先生に呼ばれて綿密な指示。子供達の動きを見てディフェンスとオフェンスの配置も代える。その結果、あろう事か、出場2チームのうち1チーム(長男のいる方のチームだった(喜))が予選リーグ2位で勝ち上がって何と決勝リーグに進出!(見ているこっちが本当にビックリした)
先生の檄にも一段と熱が入る。「走れ走れー!」「早く戻れ!」「そこから打て〜!」遂には思わず「勝て〜!何でもいいから、とにかく勝て〜っ!」(これには女房と一緒に吹き出してしまった)
最終的には実力及ばず、惜しくも総合4位だった。あと一歩でメダルがもらえたのに、と子供達も父兄も残念がっていた。先生の眼は早くも「来年はもっと事前に練習をやって…」と燃えていた(笑)
何にしろ、子供達の世話は大変だが、どうせ大変なら活気がある方がいい。その点今年は親として参加していて、とても楽しい。まだあと9ヶ月、色々と楽しませてくれそうだ(笑)

1999.06.26(土) 一路東へ −苅田町練習試合−
少年剣道会初の遠征ということで、苅田町まで練習試合へ出向く。今まで他町との交流など皆無だったのだが、これも改革の一つ。というよりバシバシ鍛えんと強くなれん!と先生&父兄共に意見が一致しての遠征。
ただ、初めての事なんで何もかも初めての経験(←当たり前)。車の台数を多めに確保しようと思ってたら…結局8台に!高学年の子供達21人に先生+父兄の大人13人の大行軍。
14:00頃から出発したが、この日はやたら雨足が強く(といっても3日後の集中豪雨の方が更に凄かったが)、その中を片道2時間田舎道を、車8台でひた走る。…案の定、途中で一度数台がはぐれたが、文明の利器・携帯電話で何とかお互い連絡をつけた。なるほど、携帯って便利なんだ(爆)
こっちはいわばボランティアで先生がやってくれているが、相手先は町道場。子供の数も少な目だが、正に少数精鋭。「あれは入門試験やって子供を最初から選択してますね」とは同行の若手の先生の弁。確かに小学低学年とは思えない動き。
練習試合では、最初低学年相手でこっちの方が優勢だった。が、頭数が先方の方が少ないため、近隣の道場から応援に来ていた中学生中心のチームに代わるとコテンパン!でも試合の形にはなっていたことに、子供達の成長を感じた。
試合後に合同練習。子供達全員が、道場内に鳴り響く太鼓の音と共に次々に相手を代えてかかって行く。スゴイ活気で思わず見とれてしまう。
最後は先生へのかかり稽古。先生も両町合同、子供達も両町合同で圧巻(しかも子供達が次々と容赦なく吹っ飛ばされるし(笑))。きっとこの経験が子供達の刺激になることだろう。
練習が終わり、先方の道場を出たのはもう20時過ぎ。当然、練習後の子供達は腹ペコ。練習に付き合った先生達も腹ペコ。ついでに付き添っていた俺達父兄も腹ペコ!
この地元出身の先生のツテで友人のそば屋を予約し、予算(子供一人500円)と照らし合わせてかけそば+いなりずしを30余人前注文。預かっている子供達の分はともかく、大人の分のお金の徴収が大変だ…と思っていたら、大人の分は剣道会の経費で落としてくれた。有り難い!
で、帰りも夜道を2時間行軍し、何とか家に辿り着いた。今回、人数の関係で役員は俺しか同行せず、女性の役員もいなかった(こういう世話はやっぱ女性の方が気が利くよネェ!)ので一人でいろいろとやったため、さすがにヘロヘロ。こりゃ8月の熊本での試合が思いやられる。でも行っちゃうもんね(笑)

1999.06.23(水) 東京再上陸(3)
仕事は特にトラブルもなく順調に終わる。今回の出張はなかなか業務的にナイス。しかし、俺は休みなしの仕事&出張疲れ、更に二日酔いでもうヘロヘロ。
帰りの飛行機も、前回夕景の空を眺めたような感慨もなし。ひたすら、とっとと帰りたかった。
出張を楽しむ余裕がなきゃいけないね。たまたま今回の仕事は上手くいったけど、そのうちどっか支障がでそうだ。
トラブルはコリゴリ。♪僕にもBluesが唄えるかもしれない…なんて状況に実際に遭遇するのはゴメンだ。でも、本当にそうなったらBluesでも唄ってるしかないよなぁ(笑)
で、次の日もクライアント先で仕事なのだった。嗚呼、働けど働けど我が暮らし楽にならず、じっと手を見る…というほどまでは未だ働いてないだろうから、しゃーない、もうちょっとがんばろうとするか!
…てな状況で空港に降り立ってみると、家族全員で迎えに来ていた。午後10時過ぎてるのに子供が迎えに来るな!疲れが吹っ飛ぶじゃねーか、この野郎(笑)
飛行機の中で「ダリーよキチーよヤダよー」などとグタグタ考えていたが、これがあるから頑張れる訳ね。ヨッシャ頑張ったろ!

1999.06.23(水) 東京再上陸(2)
この日の仕事はサクサク進んだ。こう予定通り進むと気持ち良いね。
で、夕方問題なくクローズして余裕で待ち合わせ場所の新宿へ…と思っていたら
「中倉さん、どうです一杯?」
とのお誘い。うぅ…ここで仕事のつき合いを疎かにしては本末転倒。行ってやろうじゃねぇの!(←奢ってもらうのにやたら偉そうだ>俺)
それでもやっぱり江戸前の寿司は旨い!料理が旨けりゃビールも弾む!!相手の人は体調の関係で飲めないしその分まで飲む!…で、一人でビール2本も飲んでかなり酔っ払いモード。仕事で世話になって旨い寿司喰わせてもらってほろ酔い気分で…新宿に向かった。
何とか待ち合わせ時間には間に合った。既に信号さんとリンドンさんは到着済み。俺は会うなり「…トイレに行って来る」
携帯を持たない俺に代わって(というより代わらされて)信号さんの携帯で他の人にも連絡し、ろっかーさんも来て、とりあえず新LOFTに入りましょ、ということで地下へ。
ここはもちろんLive Houseだが、Liveがあっている最中でも横のカウンター及びテーブル席で酒を楽しめるようにもなっている。そこに到着すると…一足早く実験さんが来ていた(笑)
後でYOUさん、村崎さん&小川氏、REEさん&小俣氏も来てくれて結局総勢10名。気まぐれな俺につき合ってくれてありがたいことです(喜)
この場に来たら客席での立ち位置を気にせずにはいられないリンドンさん、初対面ながら熱く博多のRockを語り合う小川&小俣氏、YOU&REEさんの女性コンビの会話に割って入ってツッコミを入れられる村崎まろ殿、まもなく始まるARBのツアーとNEWアルバムが楽しみでタマラナそうなろっかーサイトの面々…と、それぞれオモロイ展開をみせながらアッという間に時は過ぎていく。俺は既に酔っていたし出張続きがたたったかかなり体力的に弱まった状態で多少元気がなかった気も。ミナサン、スンマッシェンでした!
気がつけばもう終電間近。終電を気にして歌舞伎町をひた走る長身のビジネスマン=信号さんに別れを告げながら、一応解散&それぞれ帰ったり行きたいところへ…という具合でこの夜は更けていった。
(次の日まで頭痛は続いた。見事な二日酔いだった)

1999.06.22(火) 東京再上陸(1)
再度東京へ出張。タマの遠距離出張は楽しいが、こう続くとちょっとキツイ。悔しいから、毎晩遊んでやる!(笑)
行きの飛行機は、今まで経験した中で一番揺れた。ちょうど梅雨の雲に真っ正面から突っ込んだようだ。機内でモロに上下のローリングが感じられ、重力の変化が体感できるくらい揺れた。…こ、怖い!あと一〜二分あの状態が続いていたら、家族への手紙を手帳に書き始めてたと思う、マジで。

通常は朝一番の飛行機で現地入りし、その日から丸一日働くのだが、今回は明日の朝のため前日から東京入り。従って現地に到着しても仕事はない分だけ気が楽。
ただし、今回の出張には大きな目的があった。それは八重洲にある「東京ポケモンセンター」に行くこと!
何しろクライアント先から目と鼻の先にあることを前回発見して、次回出張時には必ず行くと決意…というより子供達に約束していた。
定休日が水曜日なので、この日中に行かなければならず、しかも閉店時間が午後8時。この日ホテル入りしたのは19:45。あと15分しかないのでダッシュで店へ行った。
土日には入場制限もできて行列もできるらしいが、さすがに平日の閉店前なので店内はゆっくりしていた。
素早くあっちこっち見て回り、九州じゃ売ってないモノ(しかもオミヤゲにできる位安いモノ!)を物色する。
品揃えは素晴らしく、モンスターボールコレクションなんかは全種揃っている。しかも最新のドガース&マタドガースコンビまで置いてある。
ふと見ると、そのエリアを、金髪のビジネスマン風外人が二人、店内用の買い物かごをぶら下げて物色中のようだ。一人は携帯で何やら話している。
ははぁ、最近はアメリカでもポケモンはヒット中らしいから、国の子供にでも欲しいオミヤゲを訊いているんだろうなぁ、なんかホノボノしていいねぇ…ん?ちょっと様子が違うぞ?というか目つきが妙に真剣。そしてそのやりとりは…
「ピカチュウ?ナンバー××?…ノー!Oh...OK, No.61 サーフィン・ピカチュウ!OK!!…トゥエンティー!
と言って61番の波乗りピカチュウを買い物かごにまとめてドサドサと放り込む。素早く数を数えて再び電話に向かい、
「Ok, No.61 Get!..Next?」
と指示を仰いでいる様子。見ると、カゴの中は既に色んな種類のポケモンが一杯…
もう一人は店内をやたらと鋭い目つきで彷徨き、止まったかと思うとバスタオルやお菓子をこれも複数次々とカゴに放り込んでいる。
こ、こいつらは何だ?絶対観光客じゃないぞ!!怪しいバイヤーか?
う〜ん、東京は恐ろしかトコばい、などと思いながら、ポケモンセンター限定のバッジとマウスパッドを無事手に入れて、閉店ギリギリで店を出た。金髪二人組は、更にカゴの中を一杯にして未だ物色中だった。
この日は、色んなヤツがいるな〜などと思いながらビールを飲んで、さっさと零時前にベッドに潜り込んだ。

1999.06.19(土) にわか野球ファン
仕事上で付き合いのある相手に誘われて、福岡ドームに野球観戦。仕事上の、と言っても気心の知れた仲で、ドームに誘ってもらうのも毎年一度、これで3回目にもなる。こういう仕事のつきあいは嬉しいね。
内野指定席なので入り口に順番取りで並ぶこともなく、余裕で昼間からレストランで酒を飲む、飲む…よく飲んだ。試合前にすっかり出来上がってしまった上に、酔った勢いでピッチングゲームなぞをやって更に酔いが回る。ワンゲーム中、城島にホームラン2本、デッドボール2回…散々だ(笑)それでも、人には「ホームラン打たれた分ボールぶつけて殺してやったぜ!」と悪態をつく。…我ながらヤな奴だ(笑)

試合までまだ時間があるので、福岡ドーム〜ホテル・シーホーク内をぶらつく。ホテルのフロントには何やらあちこちに人だかり。みんな手に手にサイン色紙やボールペンを持っている。そしてそれぞれの人だかりの中心には筋骨隆々の男達。なになに、「K−1ツアーご一行様」?そりゃすげぇや!
よく観れば、ひときわ大きな人だかりの中心にはあのサム・グレコ!リング上では人類より猛牛に近いどう猛そうな彼も、ここでは人の良さそうなナイス・ガイ。次々と差し出される握手の手や色紙に、嫌な顔ひとつせず応対している。うーん、いい奴!明日はベルナルドよりグレコを応援だ!(笑)
グレコとは対照的なのは俺は知らない若手の選手。群がるミーハー相手に露骨な女あさり(笑)
男が差し出す色紙には超高速でサインを済ませて「サンキュ!」と一瞬にっこり。そそくさと営業スマイルをこなして、外人好みっぽいミーハー姉ちゃんには"ニコッ"が"ニヤ〜"に変身して、まるで接近戦に持ち込むように素早く立ち位置ポジションを相手の横へ変え、耳元で「Hey, Babyなんたらかんたら」と囁いてる。こいつは試合以外でもヤル気だぜ(笑) でも、それが嫌みには見えずナンパでさえもスポーティにこなしてしまうのは流石と言うべきか(笑)

試合はダイエー対西武戦。元々はガキの頃から西武のファンの俺だが、今では東尾監督位しか顔が分からない。席もダイエー側だし、この日はとりあえずダイエーを応援しよう(爆)我ながら何たるご都合主義!でも、こういう時は楽しければそれで良し!
試合はそこそこ点の取り合いもあり、ホームランが出るとストーンズのLiveよろしく巨大な風船ホークス人形が出現するし、試合がダイエー勝利で幕を閉じたことで花火&レーザーショーも最後に観れたり、とお得な一夜だった。
いや〜楽しかった!
(家族に「お父さんばっかり楽しんでゴメン!」とちょっと思った(笑))

1999.06.15(火) 二人でランチを
この日も女房は用事で朝から出掛けていて(ホントに今月は用事が多い!)、昼前に帰ってきた。すでにくたびれあがっていて、これじゃ昼飯も作れないだろうということで、たまには二人で外食へ。タイムリミットは巧樹のお迎えの14:00。それまでに何か美味いものを探そう。
篠栗に越してきて以来目をつけていた、南蔵院(篠栗唯一の観光資源であるお詣りする場所の中心)近くの釜飯屋へ行く。外から覗いてみると以外と高いので、入るのを止めた(笑)
で、前から誘われていた知人(剣道後援会の父兄)の勤める中華料理屋へ。これはヒット。安いし美味かった。これなら今度子供連れて来てもOKだ、と二人で話した。あくまで子供を連れてくるための下見、という大義名分を二人でデッチ上げれたし、ゆっくりと二人きりで昼飯を食べた。普通なら珍しくもないかもしれないが、我が家にとって夫婦だけで外食なんて今までめったにできなかった。時間的にも金銭的にも余裕なかったし。
こういうことがこれから少しずつできるようになって、二人の時間も増やせると思うと嬉しい。

1999.06.13(日) Go to The Space World!
「ラッキー体操」とかいう、スペースワールドのイメージキャラと一緒に子供が体操を踊ってそれをTV放映する、とかいう企画が時々あっていて、見事女房がそれを当てたので、家族揃ってスペースワールドへ。
(ちなみに放映は7/6、もちろん九州限定。それでも親としては録画して永久保存だ(笑))
女房の友人母子も一緒で、この二人は年間フリーパスを持っている位通い慣れている。この日もガイドしてもらった。ありがとう、ちーちゃん&なっちゃん!(笑)
しょっぱなから体操でTV収録を終えた後は、1日フリーパスを利用して、ライド系に乗りまくり。下の二人+女衆はドラエモンのいるテーマ館へ、こっちは上2人の付き添いでコースター巡り。こいつら、なんであんな絶叫系でニコニコできるんだ?まったく親の顔が見たい(爆)
色々乗ったが、やはり主要は下の3つ。

○ヴィーナス
回る回るよ人生風車…じゃなくて、凄ぇスピードで突っ走りながら反転〜回転しやがる。つまり、スパイラルしながら突っ込む暴走特急。遠心力とスピードで血の気も引きまくり。子供達は弾けまくり。

○フリーフォール
要は裸のエレベーターに親子3人固定されて、頂上からロープを切られて一直線に落ちる状態。乗り込んでから、なかなか回ってこない順番と、少しずつ進むときの「ガタン!」という大きな音にビビリ度倍増。
落ち始めた刹那(推定時間0.3秒)、「もう次には乗らん!」「何で俺はこんなことをやってるんだ!」「降ろしてくれ〜」「止まってくれ〜」と様々な考えが瞬時に頭をよぎる。あとはアッという間だった。途中からカーブを描いて箱が真横になった状態のまま高速で滑って行くが、頭の中はくるくるパラダイス状態だった。

○タイタン
現在のココの一番目玉の絶叫系。スピードはヴィーナスの方が上だが、高低差がもの凄い。しょっぱなからけっこう速い速度で上まで上り詰めて、一気に下降する。ハタから見ると急角度のカーブに過ぎないが、実際乗って見たら上から下に叩きつけられるような恐怖感だった。絶叫系で初めて一瞬目をつぶってしまった。全体的には三井グリーンランドの「仁王」(下方固定ではなくブランコ型にぶら下げられた状態のコースター)には及ばないが、瞬間最大恐怖度は間違いなくナンバー1!俺がヘロヘロになって降りた後、面白がりながら「もう一度乗れないかナァ?」と言う我が子の精神状態をマジで疑った。

この他にも水流コースター「アクア」ではびしょ濡れになったりスクリーン上映型ライドを連続して何度も見たり、と遊びまくった。
くたびれ上がったが子供達はえらく満足した様子。そんなら良かたい(笑)

1999.06.11(金) 4人の子持ちの父親像
ROUND 1で様子見にジャブを軽く繰り出すボクサーのごとく、仕事でもプライベートでも自己紹介がてら、既婚で子供もいますよ、という話にはなりがち。
で、「お子さん、何人いらっしゃるんですか?」の問いに「あ、男ばっかり4人です」と答えると、例外なく「ほぉ〜っ」とか「へぇ〜っ」とか驚嘆される。そりゃそうだろう。俺だって「あそこのウチ、子供4人だって」と聞けばビックリする(笑)
で、これもまたお決まりのように何故かよく言われるのは
「でも、4人のお子さんがいるお父さんには見えませんよね」
もう慣れっこだし、素直に良い意味に取って「いやぁ〜、ありがとうございますアハハハ」とか笑ってたんだが、最近疑問に思い始めたことがある。
外見で4人の子持ちの父親に見えるお父さんって、どんな親父だ!?
頭が禿かかって残り少ない髪が額にダラしなく垂れてて、スーツには皺がよってて、ワイシャツもどことなく汚れてて、背中にはだっこ帯で赤ん坊抱えてるのか!?それは想像の中でいつの間にか子供置いて女房に逃げられた男になってないか!?えぇ、どうなんだ?誰か答えてくれ!!

1999.06.09(水) 大阪てなもんや道中(3)
この日の昼食。お好み焼きもたこ焼きも食べたので、あとは「大阪ストラット」にちなんで"うどん"だ!俺は蕎麦の方が好きだけどここでは"うどん"だ!何故か気分的に表記はカタカナではなくひらがなだ!きっとネギは大盛りでオマケしてくれるに違いない!(←相変わらず固定観念が強いな>俺)
ということで、この日も駅ビル地下のうどん屋へ。席の周りを立ち回りながら威勢のいいオバチャンが注文を取っている。

最終日になって、やっとこ終日ユーザー指導。聴く方も必死で…お〜い、頼むから居眠りしないでくれぃ!(泣)
しかたないよなぁ、バージンユーザーが数日パソコンについて懸命に憶えようとしたらそりゃ辛いよね。多分、しばらく彼女の夢にはしょっちゅうキーボードとマウスが上手く操作出来ない自分が現れるだろう。でも、頑張ってくださいまし。

何とか夕方には予定の作業と指導を終了し、帰路に着く。帰りもJRで関西空港へ。
一時間ちょっとの道のりの終盤、関西空港に向かう鉄道が海上をまっすぐ伸びている。なんて絵になるシチュエーション!
同じ道を行きにも通ったはずなのに何で気付かなかったんだろう?意外にも慣れない土地に緊張してたのか?この俺が?
こういう良か景色を見ると旅と仕事の疲れも癒される。

そして帰りの機上。大抵、東京からの帰りは最終便なので、既に外は夜だ。闇の中に浮かび上がる街を見るのも楽しいが、この日の夕景は圧巻だった。
方角的に沈み行く太陽に向かって飛行機が飛ぶ形となり、雲と空が描き出す色の変化は素晴らしかった。
どんな高性能のシステムのグラフィックでも決して描き出すことが出来ない、自然が織りなすグラデーション。
最初はパッション系カクテルのように鮮やかなオレンジ。やがて時が経つに連れて明色系の色が落ちていき、上質なウィスキーのオンザロックのような琥珀色へと変わっていく。日暮れて行く太陽を名残惜しむように飛行機が追っかけるので、時間の経過の割には太陽が沈む速度が遅く、着地直前まで空のパノラマショーを楽しむことが出来た。
こうして福岡空港へ飛行機が滑り込む頃には仕事の疲れも忘れて気持ちは家族の元へと向かっている。理想的な出張業務のエンディング。
けれで、帰って旨い酒を飲んで寝て、明日からまた新しい仕事を始めることができる。こういう日は次の日の仕事も楽しみになる。

1999.06.08(火) 大阪てなもんや道中(2)
大阪2日目。終日ユーザー指導…のはずが、マシントラブルで調整に時間を取られる。こういう度々来れない所でハードエラーが出るとアフターフォローが大変なのでこっちも必死。結局、なんとか力技のソフトの設定で逃げ切る。もちろんこれ以上エラーが出るようならメーカーで無償の出張保守をするよう、電話交渉しておく。やれやれ。

「夕方、あいてまっか?」
の営業部長の一言で、飲みへ(事前に電話でしっかり社長に接待を指示されていたようだ)。
昨日のミナミに続いて今日はキタ(梅田)を廻ってみようと思っていたが、どうせこの界隈で呑むなら梅田だし、まぁ一石二鳥だ。
相手は60歳前後のお偉いサンだが、営業路線まっしぐらトークとバリバリの関西弁が混ざり合って、話が弾む。仕事抜きでもオモロイ人だぞ。ただ、気持ちのどこかに仕事モードを残しておかないと、こちらの崩壊は厳禁。次の日も同じ場所での仕事だし。

夕方6時から飲み始めて2時間余り、
「はな、次お連れしまっさ」
で北新地へ。博多でいえば中洲みたいな所らしい。
ここで3時間余り唄いながら女の子と喋る。
「中倉さん、やり過ぎは行けませんで〜エッヘッヘッ」
と言いながら営業部長殿はチョコチョコと馴染みの娘にタッチ。
そりゃ店の雰囲気も悪くないし、女の子の質だって良い。2人の客に3人も付いてるし。でも、どうもこういうのは苦手。
「いや〜どうも慣れんもんでこういう所は…唄でも唄いますぅ」
とか言って、適当に逃げ、せっかく大阪に来たんだからとウルフルズを唄う。とりあえず、触るより唄ってる方がいいや(笑)
ただ、誤解ないように言っておくと、接待されたから無理矢理付き合ってたんじゃなくて、楽しい時間は過ごせた。向こうもなんとかこっちに楽しんでもらおうと思ってやってるのがよく分かるし。ついでにちゃっかり自分も楽しんでる所がオモロイし(笑)
結局、ホテルに帰り着いたのは零時前。
ここ二晩で、たまにはゆっくり手で文章でも書いてみるつもりだったが、結局呑んだくれてた(笑)

1999.06.07(月) 大阪てなもんや道中(1)
先週に続き、この週は大阪出張。クライアントは一緒だけど、今回はまったくのPCバージンのユーザーなので、何か起こりそうな気配、極大だ。
東京に較べれば大阪出張はメチャメチャ少ないし、もの珍しいので、その点は楽しみ。朝の飛行機から、俺の頭の中では既にウルフルズの「大阪ストラット」が、「♪大阪、大阪、あれもこれもあるで〜」と鳴り響いている。
が、降り立った関西国際空港は、浪速の人達を微塵も感じさせないスマートさ。というより、明らかに福岡より都会(当たり前だが)。行き交う人々も、あまり関西弁バリバリではなく、標準語を喋りながらスタスタと歩いていく。
考えてみれば博多の人間が全員ばってん荒川なわけでもなし、大阪だってこんなもんで俺の先入観が強すぎか、と思いながら市内行きの電車をホームで待つ。
ちょっと待っていると、電車がホームに入って来てもないのに、アナウンスのテープを間違えたのか、「まもなく電車が発車します。お見送りのお客様は電車から離れて…」とホームに流れ出した。ありゃ、可笑しいな?と思ったとたん、横の方から威勢の良いどこぞのオッチャンの声が聞こえた。
まだ電車きとらんやないかい!!
…ナイスタイミングのツッコミ!見てはいないが、そのオッサンはきっと片手の甲を(架空の)相方の胸辺りに思いきっりビシッ!と入れていたはずだ。いや、そうに違いない(←そんな訳あるかい!)
この瞬間、俺は「嗚呼、やっぱり大阪やんか〜!!」と妙な安堵感を感じた(笑)

今回の仕事先は、大阪駅前の「大阪駅前第一ビル」内。いわゆる、梅田やね。
大阪万博の時に建てられたというかなり年期の入ったこのビル、とにかく広い。一応ビジネスオフィス用途のビルのはずだが、B1とB2はほぼ飲食店街。なぜかパチンコ屋まで入っている(昔は銭湯まであったらしい)。中古レコード屋も多くて俺の心を揺らしてくれるし。これに更に第2ビルから第4ビルまでがほぼ繋がっていて、それだけで十分広いショッピングゾーン。しかも地下鉄の駅と連結してるし、地下鉄は東京以上に入り組んでるし。恐るべし、大阪!

日中は終日ここでセットアップ。
夕方は晩飯を食べに今度はなんば(いわゆるミナミ、食い倒れの街)に行く。う〜ん、やっぱりお好み焼か、と思いながら、心斎橋をブラブラ。
おっここが法善寺横町か、この橋はウルフルズのビデオに出てきたとこヤン!などと思いながら歩き回る。
それにしても客引きが多い。客引きと言えば「お兄さん寄ってかない?」のオネェちゃん(そんなこと言う客引きって未だにいるのか?)におっちゃん、が相場だが、ここはホスト風の男がやたらゴロゴロ。というより、この類が一番圧倒的に多い。街角のアチコチでえせシャ乱Qがウロウロしてる。で、若い女性客に声を掛けてる。う〜ん、時代が変わったのか、最近はどこでもこうなのか、それとも大阪がこうなのか?
あ、お好み焼きは流石に旨かった。福岡にも支店がある全国チェーン店だったけど(爆)

ところで、この日私服で街を歩いてたんだが、妙な事に途中で気付いた。
客引きがやたらと声を掛けるのはいいんだが、見ず知らずの俺にペコリと頭を下げてる者も結構いる。しかも何かゴニョゴニョ言ってるし。
訳がワカランので、注意してゴニョゴニョを聞いてみると「ご苦労様です」と言っていた(爆)
…完全に別種の世界の人達と勘違いされてるようだ。
どうやら、俺がキョロキョロ周りを見回しながらお上りさん状態で歩いていると観光客として扱われ、ただ前を向いてまっすぐ歩いているとその筋の人に間違われるらしい。俺はそんなんやないっちゅうねん(笑)

1999.06.06(日) コストコ
何語だ「コストコ」?
隣町の馬鹿でかいショッピングモール「トリアス久山」内にある、アメリカ人が喜びそうなショッピングセンターだ。パソコンもある、とのことで女房と二人で行ったんだけど、目当てのPCの値段相場は×。なんでんかんでん安か(訳注:何でもかんでも安い)という訳じゃないようだ。どっちかといえば、電化製品は便乗して売ってる気がする。
で、注目は食料品。業務用が多く、大量&安価。味もそこそこいけるぞ。付き合いのある会社のケ○ビーもいっぱいあったし(笑) ここ製の冷凍食品を家のレンジでチン!すれば、「北の○族」と同じ味の出来上がりだ(笑)
バースデーケーキなんか、マンガでしか見たことないようなデカいのが\2,900で大量生産で並んでるし。あの量であの値段…味に大変興味ありだ(笑)
ま、我が家みたいに異様にエンゲル係数の高い家族にはありがたい店だ。今後もちょくちょく利用することだろう。

1999.06.05(土) 女囚・さそり
2日後の月曜日からは、今度は大阪に出張。ゆっくりできる日に二人でなるべくゆっくりしよう、と言って録画して貯めてある映画を探す。
が、気の利いた映画がどうにも見あたらない。唯一見つけたのは、数日前の深夜に放映された「女囚さそり・第41雑居房」(爆)
今まで何度となく観てるんだけど、やっぱり凄い映画だわ、これ。
主演の梶芽衣子がメチャクチャ美人なんやけど、あんた口きけんのかい!?っていう位喋らない。鋭い眼光でじっと他人を見つめるのみ。映画中のセリフは「死んでるよ」「私を裏切ったね」の二言だけ!何しろリンチに会おうが看守に犯されようが声も上げないんだから徹底してる。
映画内の表現もアングラというか前衛的というか、唐突なカットバックや心象風景と現実が混沌となってたりするし、さそり以外の主要登場人物はみんなことごとく死んじゃうし、それぞれ死に方はエグいし…。子供が観たら確実にトラウマになる映画だろうな。訳が分からん分、貞子より恐いかも。
俺の記憶の中には、「さそりが逃げたぞ〜!」という声と鳴り響くサイレンや、さそりに片目を刺されて鮮血を吹き出しのたうち回る刑務所長、女を陥れてしまったことに極限のオーバーアクションで悩む近藤正臣(←この人も「柔道一直線」で足でピアノを弾いてたり、と変な役者やね(笑))…などがあったんだが、この映画の中には無し。どうやらシリーズ4作中の他の作品のシーンだったか。いっそ、全部続きで観てみたい。世の中誰も信じれない人間不信に陥るかも(笑)
俺に付き合ってこの映画を最後まで観た女房の感想
「何が楽しくてこんな映画を一緒に観なきゃいけんと?…疲れた。ドーンと気が重くなった」
…正しい感想だと思う(笑)

1999.06.03(木)〜1999.06.04(金) 志朗の修学旅行
この日から志朗が修学旅行。昨日まで俺が出張に使っていたカバンに荷物を詰め込み、出発場所の町民体育館前へ。ついでに、俺達夫婦も二人で体育館前へ。
何人もの親が見送りに来ていた。ただ、父親で来ていたのは俺一人だった。ウ〜ム、親バカ(笑)
子供達は次々と喜々としてバスに乗り込んで行く。俺達がああやって小学校の修学旅行に行ったのはもはや二十数年前。歳を喰うはずだ。
ただ、違うのは行き先。俺達は別府の楽天地であいつ等はハウステンボス。なんて贅沢なんだ!しかも昼食は券をもらって何処でも好きな所で喰って良いらしい。今時の子は良かネェ!
考えてみれば、修学旅行は一生の思い出に残る行事の一つだ。子供が今から一生の思い出作りに出発したんだと思うと、感慨深かった。
(その程度のことで大げさな!と思う奴だっているだろうが、親なんてのはそんなモンだ)

次の日、俺が仕事に出掛けている間に、夕方無事に志朗は帰って来た。
数々の土産話も楽しかったが、仰天したのは小遣いの使い道。
一人分¥4,000(やっぱり今の子は贅沢だ)のうち、なんと¥3,000以上をお土産に使ってしまったという。あれほど「土産なんぞイラン!腹一杯好きな事に使ってこい!」と言ってあったのに!
買ってきたのはチーズケーキで、何でも試食したらとても美味しかったので、絶対家のみんなに食べさせたいと思ったらしい。何てバカヤロウなんだ!…なんていじらしいんだ!!
小学6年にもなれば背も女房と変わらないくらい図体はでかくなっているが、こんな事されるとバカ親の俺なんて可愛いらしくてたまんねぇっていうもんだ。今度何か買ってやろう!(笑)

1999.06.02(水) 東京出張記−その3
東京最終日。この日も終日ユーザー指導。
インターネットの概念から画像処理の基礎まで、超駆け足&超濃度でこってり説明。聴く方もヘトヘトだろうが、こっちもクタクタ。ちなみに、こうやって駆け足で説明した場合、大抵は脳活性許容範囲をオーバーして、後で1/3程も憶えていればいい方なので、今後もサポート必須だろう。ハナからそのつもりで指導していないと、後々「あの時説明したでしょー!?」と切れそうになること100%なんで、まぁ気楽&気長に構えよう。ふぅ。
帰る少し前に、そこの責任者から質問。
「これで大体もうホームページは自分達で作れますかね?」
はぁ?…そんなんで済むなら苦労はせんッタイ!
「まぁ、プロ仕様で個人ではなく企業で出して恥ずかしくないもの作るにはまだちょっと…」
今日の説明をほぼ理解できるようになってからそのセリフは言ってくれ。ココみたいに初歩的な技術しか使ってないサイトなら、どうぞお好きに。
でも、レイアウトも綺麗で&ある程度しゃれた仕掛けが欲しい企業仕様なら、俺が今後もみっちりしこんで差し上げます。
ということで1年間の顧問契約も無事締結し、予定通りに飛行場に向かうことができた。
なんだかんだと、結局濃い出張だった。
来週からの分の大阪出張は誰とも会わずにのんびりする予定だけど…また何かあるんだろうなぁ(苦笑)

1999.06.01(火) 東京出張記−その2
この日は終日打ち合わせ。今回請け負って立ち上げるサイトの構成について、長い議論が続く。今までほとんど雑誌媒体しか見ていない人達にサイト・レイアウトの要点を理解させるのは骨が折れる。

で、夕方18:30に上がって一旦ホテルに戻り、この日の約束「夜間徘徊」へ、20時までに約束の銀座マリオン前に向かう。
「おぉ、テレビで見るように高架の下の焼鳥屋の屋外でみんな飲んでるゾ」とか「東京は人が多いぞ」とかすっかり田舎者(ex山善)としての感心をしつつ、最初の中華料理屋へ入る。
仕事のことや音楽のこと、色んな話を、村崎さん・AKIさん・REEちゃんの4人で次から次に喋り、飲む。大勢のオフ会なんかも面白いが、全員がじっくり喋れるこの人数は良い。仲の良いどおしなら尚更だ(と言っても、俺はAKIさんと顔を会わせたのがこの日で2度目なんだが(笑))
4人中3人が九州人なので、AKIさんが九州弁になりがちなのが可笑しかった。あと、まめに食事や酒を各人に注いでくれたのは村崎さん。髭面に似合わずマメな麿殿でおじゃる(笑)
俺とREEちゃんはひたすらガハハと笑い飛ばしてデカイ声で喋ってた気がする(笑)
が、最近とみに年齢を感じる俺の身体が限界だったのか、不覚にも終盤寝てしまった。その間、3人は何を話していたのやら…??
この日の話の内容を書けばキリがないのでどうこうは書かないが、とにかく面白い飲みだった。言いたいことはそれだけ(笑)
結局ホテルに帰ったのはすっかり午前様の2時を回っていたような…明日を考えているのか?>俺




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