2006.05.04 予選C組@HEART BEAT
2006.05.05 予選D組@HEART BEAT
2006.05.11 予選F組@HEART BEAT
2006.05.12 予選G組@HEART BEAT
2006.06.17 決勝戦@BEAT STATION



出場 バンド名
ジャガリック・サンダ−☆
Jack 予選2位
SlowMotion
FLAME X 決勝進出

『現金争奪!元祖BAND BATTLE』は、ライブハウス・HEART BEATFUKUOKA BEAT STATIONが共同で行う特別企画で、今回で第7回を数える。
内容はその名の通り、エントリーしたバンド同士が争い、優勝したバンドは賞金の10万円、2位のバンドは3万円を手にする、というものだ。更に、優勝バンドには1曲レコーディング・サービスにライブPV作成という特典も付くのもバンド側にとっては嬉しい所だ。
バンドでライブをする事…その目的はバンドによって様々だろうが、数多のバンドと競い、他より多く人気を博して集客力をUPしたい、これがほとんどのバンドの望みではないだろうか?
このイベントはそんなバンド自らの力量を計るにはもってこいだ。
博多のROCKのジャンルもレベルも多様化している現状で、『今の博多の音』を掴み、バンドのレベルを見極めるのに最適なこのイベントを、hakata-rock.netでは複数回に渡りレポートでお届けする。

まずは、このイベントのルールを簡単に説明しておこう。
事前にエントリーしたバンドは各予選日に振り分けられ(アコースティック部門・計2日、バンド部門計5日)、それぞれ持ち時間の30分を演奏する。
その日の全バンド演奏終了後にオーディエンスによる2バンド選択投票を行い、最多得票を得たバンドが6/17の決勝に進む。
また、全予選日程終了後に、各日の2位バンドの中でもっとも得票が多かったバンドは敗者復活として決勝へ進める。
一見、友達やファンを多く連れて来たバンドが難なく勝ち抜けるのではないか、と思ってしまうが、"2バンド投票"という所がミソで結果としては実力も人気もあるバンドが選ばれやすいシステムになっている。
そのため、なかなか当日勝ち抜くバンドは予想が付かないが、あまりにも予想外の結果にはならない、というのが予選を4日間見てみての感想だった。

そして、この日は予選C組=バンド部門1日目の予選。
4バンド共見事にバラバラの個性で楽しませてくれた(笑)
結果はFLAME Xの勝ち抜けだったが、これは演奏力・見た目・人気度の総合で考えれば文句ナシだろう。
テクニック的には各パートとも高レベルだったSlowMotionが飛び抜けていたし(こういうバンドが予選敗退する事が、このイベントの出演バンドのレベルが決して低くない事の何よりの証明だ)、以前決勝まで進んだ経験もあるジャガリック・サンダー☆のステージの盛り上げ方も楽しめた。
そんな中で2位抜けしたJACKはステージ上も観客も国際色豊かで、これもコンテストの面白さの一つだろう。
後の予選日の盛り上がりを十分予感させてくれる一日だった。

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<敬称略、文責:hakata-rock.net編集部>
<取材協力:HEART BEAT、 当日のお客さん>