Diary

突如復活した日々の足跡


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2001年 11月

2001.11.08(木) 「実録・夜桜銀次」試写会

Yoshiさんからもらった情報を元に石橋凌主演(と言ってもいいと思う)の映画「実録・夜桜銀次」の試写会に応募したら、あら当たっちまった!「102」の時はあんなに何通も応募して当たらなかったのに…運が良かったのか?それとも東映任侠映画の人気の限界か?
ともあれ、我が家から車で10分のトリアス久山での試写会となればまことに好都合!
当たったのは良いが問題は誰が行くか?
凌さんの金髪女性不倫報道以来「い、石橋凌なんて…男なんて所詮みんな同じよ!」とファン・ボルテージが下がりっ放しの女房は、当初
「志朗と行ってくれば〜、子供の剣道の送り迎えもあるし〜」
とあまり行く気なし。
ところが、
「当日、凌さん本人が来て舞台挨拶するってよ」
の俺の一言に
「行く!」
とあっさり前言撤回して態度豹変。
自分が行けるかもと思っていた長男は不平たらたら。
そのうち、二人で行くからアナタ留守番しといて、なんてデフォルトで行くつもりだった俺にも矛先は向かうし…。
結局、大人のエゴのみを通して志朗は涙を呑んで部活行きとなり、下3人を早めに武道館へ置いていってトリアス久山へ。


17:30開場、18:00開演となっていたので遅れずに着けば良いやなどと思いながら17:50頃映画館に到着。
そこには列をなす人々。
「試写会って小さいスクリーンでやるもんだろ」とタカを括ってた俺の予想は見事に外れ、トリアス13スクリーンの中でも一番デカい箱に完全座席指定制での試写会だった。
列も終わりがけにしか並べなかった俺達夫婦は、結局館内最後尾から2列目の席。
映画のスクリーンはとても見やすい位置だが、今日は二人とも映画自体より舞台挨拶を見に来たみたいなものだ。
「生の石橋凌を見るには遠いなぁ…」
と二人で愚痴ったもののもはや後の祭り。
場内はほぼ満杯となり、予定より10分近く遅れて司会のオネェチャン登場。そして、オネェチャンの紹介で哀川翔と石橋凌が登場!
さっそくインタビューが始まるが、ここでマイクトラブル発生。
インタビュー用のワイヤレスマイクの音声が途切れ途切れでしごく調子が悪い。
女房に
「せっかくの舞台挨拶なのにトリアスの準備体制はどうなってるんだ!」
などと悪態をついていたが一向に状況は改善されず。
石橋凌がマイクを握って喋る番になっていよいよマイクの調子は最悪となる。
そこで、客席のオッチャン?から野次が飛ぶ。
「マイクやら、いらんめーもん!」
(この辺の客層が東映っぽく福岡っぽい(笑))
その声に答えた凌さん、マイクを持たずに喋り始めて、すぐに
「えー、ちゃんと聞こえてますか?」
と客席に問いかける。
後から2列目の俺達にもしっかり声が聞き取れたので、拍手で返事。と、その拍手は会場内全体に拡がり、それ以降はインタビュアーはマイクで、凌さん&哀川翔は肉声のままで話すというへんそくてきな進行に。
しかし、あの広い館内で肉声だけで30分も持たせるというのも大したもんだ。さすが現役ボーカリスト(笑)
哀川翔も元一世風靡セピア、「ソイヤ!」とかけ声をかけていただけのことはある(笑) 肉声でも場内に声が通っていた。
結果、ハプニングで思わず肉声をそのまま聞けることになった。
舞台挨拶の方は、撮影時の苦労話とか、九州を舞台にした映画にかける思いとか、撮影スタッフ間でインチキ九州弁が飛び交ってたとか、久留米出身の凌さんは方言は楽だろうと思ってたら筑豊〜大分の方言はまた違って思ってたより苦労した(ちなみに鹿児島出身の哀川翔はもっと苦労したらしい)とか、なかなか飽きない内容の話ですぐに30分が過ぎた。


肝心の映画の内容の方は、1974年・菅原文太主演の「山口組外伝 九州進攻作戦」のリメイクという由緒正しき東映ヤクザ映画だった。
(終演後帰路につく人達を見回してみたら、明らかにモロその筋方面の人達の姿もチラホラと。考えてみりゃ教育ビデオみたいなものかも、一部の人にとっては。また九州舞台の実録物ということでモデルになった人の関係者も実際いたかも)
女っ気も最小限でまっとう?な命の取り合いを2時間50分たっぷりと見せてもらった。
実録にこだわり過ぎたきらいもあって、話の流れ的にどうか?と思う部分もいくつかあるが、そこは勢いで乗り切って(笑)別に石橋凌や哀川翔のファンじゃなくても充分楽しめる作品だったと思う。もちろん、ファンには嬉しい役どころの内容だった。


さて、終演時には早や21時半になっており、俺達は家に残して来ている4人の息子が気になりつつも、せめて今日の情報を知らせてくれたYoshiさんにお礼を言おうと探してあちこちをウロウロしていた。
(結局、残念ながらこの日Yoshiさんには会えず仕舞)
館内一杯だった人達もまばらになり、Yoshiさんも見当たらないのでそろそろ俺達も帰ろうぜ、と出口の所で話していたら、舞台挨拶時に劇場側から凌さんに渡していた花束を持ってスタッフらしき人がこちらへ小走りに駆けてくる。
「おっ、何だ?」
と思ってると横でひさみが
「あ…凌さんだ」
と呟く。
見ると、凌さんが館内から俺達の方へ向かって(というより出口目指して)ズンズンと歩いてくるではないか!?
思ってもなかった事に固まる俺の横からひさみが飛び出して
「わ〜今日の映画良かったです〜!握手してください!!」
と手を差し出している。…す、素早い(笑)
凌さんとしっかり握手してもらった女房に負けじと俺も慌てて
「今日の映画良かったです〜!握手してください!!」
と手を差し出す。
(後で考えてみりゃ、緊張して女房と同じセリフを繰り返しただけだ(苦笑))
早足で歩み去りながらもしっかりと握り返してくれたその手は大きく、暖かかった。
いつの間にか映画館の前に横付けされた車に、凌さんはお母さんらしき方と乗り込み、さっとその場を離れていった。ミーハーに手を振る俺達浮かれ夫婦(笑)
その後俺達もすぐに帰路に着いたが、手が柔らかかっただの、思ったより背が高くない(失礼な奴!)だの言いながら、ひさみの顔はヘラヘラと緩みっ放し。
帰宅して
「どうだった?」
と訊く子供達に握手したぜ〜と自慢しつつもヘラヘラと相変わらず頬が緩みっ放しのひさみ。
(結局この日は一晩中浮かれてた(笑))
少なくとも女房の凌さん不信感は払拭されたものと思われる(笑)


Yoshiさんには会えなかったものの、試写会の情報も、最後に思いがけず凌さん本人と握手できたのもYoshiさんを探してたおかげで、最初から最後までおかげで楽しい思いをさせてもらった。
ほんまに楽しい一日で、サンキュー・Yoshiさん、サンキュー・トリアス、サンキュー凌さん!



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